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(本館:空依 お題*純 伽

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それは果てぬと、言ったのは誰だっただろう




ひらひらと舞うその様は、本当に雪のようだった。
輝きすら感じられるほどに、あまりに綺麗で、それでいて雫を引き寄せる。
もう一度と、願いたくなるほどなのに、実際その時が来たらきっと逃げ出してしまう。
怖くて、辛くて、泣きたくなってしまうから。

闇に飲まれる背中を隠す、唯一の。
見つめることしか出来ないと分かっているのに、それすら阻むひと欠片。

雫が伝う。
それは欠片を伴って静かに地へと落ちていく。
分かっている、これは夢だと。
目を覚ましたら終わる、儚いものなのだと。
けれど、


舞う、舞う、舞う、ただ美しく


どこから来るものなのかも、きっと知らないその欠片たちは、輝きを増して。
背中はもう見えない。圧倒的な色をもって、蔽(おお)い尽くす。
終わりの無い花弁(はなびら)は、永遠であると言っているかのように。



目覚めた先に、積もる白い欠片はひとつもなくて、ただ夢(それ)は幻なのだと、優しく彼が呟いた。





意味わかんなくてごめんなさい
届かなくて泣く彰子を繋ぎとめるのは昌浩だけってのを書きたかったんだけどな…
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