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(本館:空依 お題*純 伽

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通常ブログに載っけてたのを引っ張ってきました
(※大幅に加筆してます笑)





「朱雀、そんなに心配しなくても大丈夫よ」
「いや駄目だ。天貴にそんなことはさせられない」
「でも私も昌浩様たちのお役に立ちたいの」
「天貴の存在自体がすでに皆の役に立っているさ」
「そうかしら…。私はあなたのように戦う事も出来ないし…」
「いいや、それは違う。天貴に守ってもらっている彰子嬢は、とても心強く思っているはずだ」
「そうだったら良いけれど…」
「絶対にそうだから安心いい。だから天貴はそんなことしなくていいんだ」
「でも、このままだと昌浩様と彰子様に支障をきたしてしまうわ」
「まだ明るいから大丈夫だろう。なぁ昌浩?」

終わりの見えないやり取りがとぎれ、唐突に名前を呼ばれた昌浩は、視線を宿題に乗せたまま問い掛けの答えとは別のことを口にした。

「あ、一応俺たちの存在覚えてたんだ。完全に二人の世界に入ってるのかと思ってた。てゆうか所々論点がおかしかったのも気になる」
「うん、私も」

彰子もシャーペンをノートに走らせ、頭を上げる様子はない。

「できるなら他の部屋でやっていただけると大変に助かるんだけどなぁ」
「昌浩、今更気にしても仕方ないんじゃない?それにほら、返事聞かないでまた話し合ってるし」
「最初から俺たちに意見求める気がないなら聞かないで欲しい…。俺も応える気なかったけど」
「本当。んー…、ねぇ昌浩ここ分かる?」
「ん、どれ?あぁこれは…」

「何をしているんだ?あいつらは…」
「天一が居間の電気が切れたから交換しようとしているのだか朱雀が危ないからと言ってがんとしてやらせようとしなくてそしてその横で昌浩と彰子は宿題の真っ最中だ」

鍋をかき回しつつ、紅蓮が一息に言ったそれを聞いた晴明は
「飯が出来たら呼んでくれ」
と一言だけ言って、さっさと居間をあとにした。

「結局俺が電気を交換するはめになるのか?」
電球はまだテーブルの上で箱の中に収まっており、脚立は朱雀が天一から取り上げて部屋の隅っこで倒れ、終着点の見えないやり取りを繰り返す神将たちの話は既に電球から遠ざかり、せっせと宿題をする子供たちに動く気配はないこの状況で、最強にして最恐の称号を得ているはずの神将は、独り言を呟いて小さくため息をついた。



昌彰と朱天と紅蓮とじい様
とりあえずこんなのが書きたかっただけ(自己満足)
現代パラレル
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