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(本館:空依 お題*純 伽

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ラクスハピバ、遅れてしまってごめんなさい(ぎゃあ
ちょうどバレンタインだし、逆チョコということで^^^^^←

きみがいればいいよ




「ねぇラクス、本当にコレでいいの?」
「キラ、その質問何回目か自覚してます?」

既に同じことを6回程繰り返していたキラは、うっと言葉を詰まらせて、至近距離にある水色を見下ろす。
別に嫌なわけじゃない。むしろ嬉しい状況なので、プレゼントをあげている気がしないだけなのだ。
くすくすと笑う彼女は確かに嬉しそうだが、こっちの方が得している気分だ。
彼女が望むものなら何でも、と言ったのは自分だけれど、まさかこんな変化球で返ってくるとは。
いや、ある意味ド直球なのだが、驚きを表すのならやはり変化球という表現の方が正しい。

この状況を見たら、幼馴染みは呆れて言葉をなくすだろう。
双子の姉(本人はそのつもりでいる)にいたっては、大慌てで部屋を飛び出すのではなかろうか。

普段あまりこういうことをしないのでこんな要求が来たのだろうが、別に特別な日にしなければいけないという程大変なことでもないだろう。

などという思考とは裏腹に、近くで香る甘いシャンプーの匂いに頬をゆるめる。
かすめる髪の毛が少しくすぐったい気もするが、それはご愛嬌だろう。
腕を掴む手にはわずかに力が込められていて、簡単には離してくれなそうだ。

そうして、ああそうか、と思い当たる。
なんで小さな違和感が胸の片隅にあるのか。どうしてこれが彼女にとって「プレゼント」なのか。

普段甘えることの少ない彼女の、それは些細なわがまま。
あまり自分の望みを口にしない人だから。
これだけの甘えで違和感を抱いてしまうほどに。

それならば、微笑む水を、今日はとことん甘やかそう。


そうして、華奢な体を後ろから抱きしめている腕に、そっと力を込めた。




遅れすぎちゃってごめんなさいラクスハピバ!!
なんか急いで書いたからおかしな部分いっぱい!
まあいいか^^^^^←
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